人はどのように治るのか。。。自然治癒力が引き出される秘訣〜

2016/10/29

今更ですが…
今日はAroma.Ya.Soraを立ち上げた14年前に遡って現在までの私が経験した臨床に基づき核心=確信=革新?!に沿って書きたいと思います。(長くなるかも…です)

残念ながら、私は医師ではありません。
そのため日本の法律では私は治療するという言葉を自分のトリートメントにおいて使うことができません。
そして、私が「○○の効果がある」という言葉を使ったりクライアントさんを診断したりしてはいけません。
当然ながら医師の様に診断をするためのレントゲンはじめ精密な検査機器を所有していません。

アロマセラピー

更には、私が使用している主基材になるアロマセラピーに使っている精油は植物から抽出された有機化合物でお薬ではありません。(有機=オーガニック=命が存在する)

人間が人工的に作った化学化合物(無機=命が存在しない)ではないので、化学で解明できないお薬の様に、化学方程式が成り立つものではなく、使用する人、使い方によって様々な作用、反応を示す、固定した臨床データを取りにくいものなのだとも思います。精油同志のブレンドによっても様々な化学変化を起こし得るものだとも思います。

今日、欧米諸国では臨床データーが出そろいつつあると言われていますが、日本ではエッセンシャルオイル=精油は未だに雑貨扱いのものです。そして、一時のアロマセラピーブームは去ってしまった様に思われ、日本では一般に「アロマ=香りによって気持ちいい〜」という常識でどうやら定着している様にみえます。

私自身も14年前Aroma.Ya.Soraを立ち上げた当初は
「リラックスしていただいて本音の話せる町の寄り合い所、ここに来れば安心できる場所」
みたいな存在になれたらいいな…という感じで考えていました。

ところが…「花粉症の症状が軽減した…」から「治ってしまった」に移行したり、「初潮の頃からの生理不順や重い生理痛が改善され、定期的に生理が来るようになってきた。」とか、「高血圧で降圧剤を飲んでいたが、服薬しなくてすむようになった。。。などなど…
私自身は医学の専門知識があるわけでもなく、薬を処方しているわけでもないのにクライアントさんの症状の改善という現象が起きてきたのです。

チョコレート脳腫の手術が決まっていたクライアントさんで術前のリラックスにと通っていたにも関わらず、術前の検査で脳腫がなくなっていて手術をせずにすんだ方もいました。

更に驚いたことに、不妊症で長年産婦人科に通っていたにも関わらず赤ちゃんが出来ず、心身共に疲れ果て心とカラダを癒しにトリートメントを受けにいらしてくださった方が増え…その方達が順番にご懐妊されるという嬉しい出来事の連続になったこともあります。(^^)
(当時合計、10人中9人が妊娠、出産しました。初期流産を経験する人もいましたがその後に再び妊娠、出産されました。)


膝に水が溜まってしまって歩きづらくなってしまった50代後半から60代にかけてのご婦人達ばかりが口コミで次々にいらしていたこともあります。整形外科に行っていくら注射器で抜いてもらっても痛いばかりで歩けなかった足から自由を取り戻した喜びはなにより代えがたいものだったのだと思います。


更には重度の鬱とパニック障害において社会生活、家庭生活がままならなくなってしまった方との関わりもありました。
彼女のケースは精神科医である彼女の主治医の先生(この先生がホリスティック医学の視点と従来の医学を統合した治療を行っている先生でした。今思えば私もクライアントさんも運が良かった…)と度重なる重度の発作への対処法についてなど、時々連絡をとりながら約10年にわたって関わらせていただき、完全な社会復帰と家庭生活が円滑にできるようになりました。


8年間患っていた手のひら全部に出ていた湿疹に悩まされていた方も皮膚科の薬では全く改善はみられなかったにも関わらずアロマの処方によって3か月で順調な改善がみられ、6か月で完全に健康な皮膚に戻りました。

「いったいこの現象は何だろう……???」

一番驚いていたのはそのすべての症例を見せられた、私自身だったのかもしれません。

西洋医学の科目に分けるとしたら。。。
花粉症は耳鼻科若しくは呼吸器科、生理痛や不妊症は産婦人科、皮膚疾患は皮膚科、精神疾患は精神科、膝関節は整形外科です。
Dr.は専門分野に分けて何年も勉強する分野のことを科目が違えど、お薬や手術なしで治っていっている実態を目の当たりにしていったのでした。しかも医学の専門知識がない者の施術によってです。

偶然ではない、なんらかの法則がそこに働いていることを実感しはじめ、その法則と医学との関連性と自分の確信を繋げるために、そして、現代医学の薬と手術の手段が世間で言われていることへの矛盾。
そこからの真実を確かめたくなり、5年前、自然療法大国、オーストラリアに渡りました。


オーストラリアでは学びたかった基礎医学、解剖学、病理学、その病理学をベースにした栄養学、カラダの機能回復のための解剖学的エクササイズ学などなど…治療するためのマッサージテクニックも解剖学、病理学をベースにすべてを組み合わせていくものでした。

さらには、治していくための方法をホリスティック(統合的)に組み立てていき、患者一人一人に合わせたプランをたて、方向性を話し合い、試みながら改善策をまた更に施術後、カラダに合わせて組み合わせていく。。。

お薬の処方と違って時間のかかる作業と工程です。

どの様にしたら患者のQRL(生活の質)が上がり、自然治癒力が最大限に引き出されるかを考えるのが私達レメディアルマッサージセラピストの仕事でした。

心とカラダ、家族関係を含む人間関係、仕事、経済状況、生活習慣すべての全体を統合的にみて一人のクライアントに関わっていきます。
そこから問題点や過剰なストレスがかかっているところと病理の相関関係、過去の様々なデータから現在の状態に影響しているところはないか。など包括的な視点で診ていき、改善へのアプローチを試みていきます。

そこには症状を抑え込んだり、その場しのぎの医学ではなく、もちろん、薬に依存させるための医学ではなくどのようにしたら心とカラダのバランスがとれていくのか。という徹底したアプローチが存在します。治癒力を引き出し薬を手放していく方向も検討されます。

どの様にしたら生きるエネルギーが戻り、ニュートラルな活力が漲ることができるのか…

このバランスの方向に徹底して整え戻すこと。。。
そして、そのこと自体をクライアントさんが自ら望み、自分の人生に主体性を持ち、自分の本音に忠実でいようと決心し、そしてそう行動した時。。。!
ミラクル(神の技と言えるのでしょうか。。。)が起こるのです!!!


その時、言葉にできないエネルギーが内部で発動しているのではないかと思えます。

こころ、魂、カラダの矛盾がなくなる瞬間=0ポイント地点=ニュートラルと言える到達点なのかもしれません。


アロマセラピーやレイキ、レメディアルマッサージ、栄養などはその状態に持っていくためのツール。
そして、セラピストの役割はその道への誘導係のようなものだと気づきました。

クライアントが自らの力で治っていく。
治っていく力を一人一人が持っている。
これが自然の法則なのです。

栃木でAroma.Ya.Soraの施術をしていた時とシドニーで学んだホリスティック医学の考え方、エネルギーの方向性(改善の方向で全体を見直していく)は、やはり同質のものだったと思いました。
そのためにセラピスト自身も常に本気であり続ける必要があります。

大いなるものの力に身を委ねる気持ちと本音であり続けるエネルギー。。。
このエネルギーこそなにより大きな自然治癒のパワーなのだと思うのです。

最近になっておもうのですが、もしかしたらこの法則は物理学の量子力学、エネルギーの法則においてもおそらく説明できることなのかもしれない。。。と思い、ビデオを見たり、本を読み始めたところです。

オーストラリアでは医師からのオファーでレメディアルマッサージクリニックに来るクライアントも多数います。
そして、もちろん、こちらからも専門分野にオファーして縦、横の連携はオープンに行われています。
薬や手術が必要な間やクライアントは医師の分野、マッサージや適切な栄養、エクササイズなど必要な時はレメディアルマッサージセラピストやフィジオセラピスト(理学療法士)にオファーされます。統合医療の体制が国全体において行われています。
クライアントは治るためにレメディアルマッサージを受けにきます。
医師や自然療法家たちが連携して医療を行っている現場が存在します。

近い将来、日本もこの様な新しい医学の時代がやってくるのではないかと思っています。
今は個人的に繋がりを作り良いネットワークの中で本質的な活動を行っていきたいと思っています。

人間が尊厳を持ち、人間らしく生きていくために…

人間=生かされている命=自然でありつづけるために。。。