美容と健康に欠かせない!カラダに必要な油と不必要な油の見分け方
2016/09/17
みなさんは、カラダには摂るべき油とそうでない油があるのをご存知ですか???
「知ってるわよぉ〜〜〜〜〜。」と思っている方もどんな料理にどの様に使ったら良いのか?
栄養素的な役割のどんな油が今必要なのか。。。と言うと…
ムムム。。。???と少し複雑になってくるのではないかと思います。
そのくらいに油の役割働きは実は多種多様。。。!
今日は、みなさんがより美しく、健康になっていくための、若しくは何かカラダと心の困った症状の改善のために、まずはカラダに必要な油とそうではない油、その摂取法について、なるべくシンプルに解りやすくお話ししたいと思います。
現代人の私達が食生活で、どんなバランスで油を摂取している傾向にあるかというと…!
多くの食品には自動的にオメガ6系の油が使われていて、カラダに必要なオメガ3系のオイルが圧倒的に不足しています。
オメガ3系のオイルが不足するとどうなるのでしょう。。。
うつ状態に陥りやすくなり、学習機能、認知機能、集中力の低下など脳に関する様々な問題が起こります。
カラダのあちらこちらで炎症が起きやすくもなります。アレルギー、アトピー、ニキビなどの皮膚炎や関節炎、糖尿病などの血液に由来する病気になっている方などもその代表です。
同時にオメガ6系のオイルは極力避けることが望ましいです。
風味の強いごま油やナッツ系のオイルは香りを楽しむ程度にとどめておくことをおススメいたします。
さらにサラダ油に多く含まれているリノール酸の長期摂取による脳梗塞、心筋梗塞、がん、アレルギーなどを引き起こすリスクと問題視されています。スナック菓子、菓子パン、ファーストフードなどにも含まれていますので控えることは言うまでもありません。
では、ここでどの油が必要でまた、そうでないのかの分類分けしてみます。
積極的に摂取すべきオメガ3系の油
(体内で作ることができない:多価不飽和脂肪酸、必須脂肪酸)
*えごま油、アマニ油(フラックスシード)、フィッシュオイル、サチャインチオイル
体内で作ることができない必須脂肪酸。アレルギー症状の緩和、癌の抑制、免疫機能の調整などカラダに有用な作用があります。また、脳を活性化し、認知機能の改善やストレスの抵抗性を高め、精神を安定させます。
加熱調理には向きません。(サチャインチオイルは例外。加熱に使えます)
極力避けたい油オメガ6系の油
*ごま油、コーン油、大豆油、グレープシード油、ウォールナッツ油、パンプキンシード油 など
オメガ3同様体内で作ることのできない必須脂肪酸のひとつで子供の発育に欠かせない油なのですが摂りすぎるとアレルギー症状を悪化させたり癌のリスクを高めると言われています。またオメガ3系の働きを妨げてしまいます。多くの食品に含まれているため現代人は自動的にこのオメガ6系油を摂りすぎてしまう傾向にあるので極力避けるくらいがベスト。
絶対に避けたいカラダに悪い油
× 酸化した油
細胞を傷つけ老化を後押しする原因になる
× トランス脂肪酸
マーガリン、ファストスプレッド、ショートニングなどに含まれる不飽和脂肪酸=長期間摂取すると心臓に蓄積されて心臓病のリスクが高まる
× 過剰なリノール酸
サラダオイルにはリノール酸が半分以上の割合で含まれる!長期に渡って摂取すると脳梗塞、心筋梗塞、がん、アレルギー体質などを引き起こす
中立的なオメガ9系の油
(体内で生成することができエネルギーに使われる油、一価不飽和脂肪酸)
*オリーブオイル、菜種油、こめ油、レッドパーム油、アボカド油、紅花油 など
オメガ9系の代表的な脂肪酸であるオレイン酸は便秘の予防、改善などの効果があると言われています。オメガ3とオメガ6の競合には関与しない中立のオイル。加熱料理ができるので避けるべきオメガ6系のオイルの代わりに使いましょう。*ただし、エキストラオリーブバージンオイルは加熱不可です。
そして、現代人の救世主ならぬ救世油!
現代人が積極的に摂りたいもう一つの油ココナッツオイル(飽和脂肪酸)
飽和脂肪酸なので動物性油と似た特徴がありますが、消化されやすい中鎖脂肪酸を92%も含んでいます。
それによって。。。
1 脂肪燃焼を加速させる
中鎖脂肪酸は、他の脂肪酸と違って、変換の必要なくすぐにエネルギーとして燃焼出来る。
2.脳の健康をサポートする
3.傷を早く治したり、セルライトを減らす
皮膚上で、コラーゲン生産を増やすため、傷口の修復を助ける。
脂肪を燃焼するときに、醜いセルライトも減らしてくれます。
4.抗菌・抗カビ作用がある。
研究によると52の異なる悪い細菌に試したところ、すべてに効果認められた。
とくに、カンジダ・アルビカンスの退治には効果的。
5.HDLとLDLコレステロールの両方のバランスを良くし、心臓の健康に貢献する
6.ビタミンD、A、Eのような脂溶性ビタミンの吸収を良くする
7. 骨においてもコラーゲン生産を促し、骨の形成を助ける
ココナッツオイルは加熱調理、炒め物、揚げ物両方に使えます。
あなたに合ったオイルの使い方、少しイメージできましたか・・・?
脳の65%は脂質で出来ています。脂質の特徴を知り、よりよく食生活に取り入れていくことはあなたのカラダと心、生活をバランスよいものにしていく一助になってくれることでしょう。。。♪
また、機会があれば、更に詳しい成分や効能についてもお話ししたいと思います。(^^)