父の日にちなんで…天国の父との会話
2016/06/19
今日は、父の日ですね。
父の日にちなんで、父に感謝の思いをこめて。。。書いてみようと思います。
私の父は数年前に他界しています。
その時は胃癌で亡くなりましたが、それ以前に生死を彷徨う大きな手術を経験しています。
くも膜下出血の大手術
「手術が成功しても90%は植物人間。あとの10%は生還する人もいます。
が、しかし、運がどんなに良くても麻痺は残るでしょう。それだけお父さんの状態は重症です。」
とお医者さんに宣告され、一か八かの手術にかけ…
その後、どこにも麻痺が残らずに見事に生還した強運の持ち主。そんな父でした。
集中治療室にいる意識のない状態の時も食いしん坊の父はうわ言で
「腹減った〜〜。もう10日もメシ食ってねえ。。。何か食わせてくれ〜〜。」
と、言い、事態の深刻さを見守る家族に、自然に笑いと安堵感を提供してくれた父でした。
美味しいものを食べることが大好き。そして人生をどう楽しむか。が父の人生の最大のテーマでした。
彼の趣味はスキー、オートバイ、テニス。自営業でカレーやを営んでいましたが、仕事ですら趣味の一環の様な感じで、お客さんを集め趣味仲間のサークルを作り、書き入れ時の日曜日を堂々、店の定休日に設定。
(母は大激怒!(笑))
そのサークルの仲間と、春、夏、秋はツーリングか、テニス。冬はスキーに出かけるという超悠々自適な生活を私達子供三人を育てながらしていました。(今考えると、どの様にうちの家計が成り立っていたのかは不明)母からは「うちは貧乏だから無駄遣いはできません!」という言葉をしょっちゅう聞かされていましたが、思えば、父からは一切、その様な話を聞いたことがなく、レストランに外食に行くと、「お前ら、好きなもの食え!」と言っていました。「上手い物を食うと舌が育つ」という料理人としてのポリシーもあったのか、長女の私には特にその点では優遇されていたように思います。(だから、私も父に食いしん坊で大食いがソックリなのですが…(笑))
父の日の今日、そんな父から、私にコンタクトがありました。
(レイキによって時々クライアントさんの状況に関して知る必要がある場合この様な現象が起こったりしますが、自分自身のことについては日常ではあまり起こらないので、今日は驚きました。 ・O・ )
父:「好きなように、のびのびと安心して生きていいぞ。大丈夫だ!」
そのダイレクトで突然の真っすぐに入ってくる声(正確には雰囲気の様な感じ?)に一瞬、ギョッとしましたが、私も返事をしました。
私:「そうか。いいんだね。いつも側にいてくれてたんだね。
でも、ずっと、私は、自分の中の不安な声や自信のない自分の声に私は耳を傾けすぎて
いて、あなた(父のエネルギー体、父性愛の様なエネルギー)が守ってくれていたことに気付いていなかった…」
父:「そうだな。私がどんなに話しかけても、あっこ(私の名前)は今まで気づかなかったなぁ。。。正直、寂しかったぞ。(笑)」
私:「お父さんが生きている時からそうだったかもね。お父さんの本質が見えずに、私は愛を求め続けていたような気がする。もらっていない、もらっていない。って。ほんとうはとっても愛されていたのにね。」
父:「。。。。。。。」
私:「今日は父の日。終日、お父さんとの会話を楽しむことにするよ。それでいいかな?」
父:「ひさしぶりだものな。私の存在が側にあることを、そして、これからも側にあり続けることを実感してもらう日にしてほしいね。」
私:「いいね。GOOD idea !!!」
こんな感じで始まった父との会話。
そんな中で、エッセイストの五木博之さんの言葉に導かれたのでその言葉をここに引用します。
「味わうということはどんな些細なことでも宝石に変えてしまう。不思議な体験です。
わたしたちは喜びをもって生きたい。それ待まっていだけでなく、自分から探しだすことに慣れなければならない。
どんなにつまらないことであってもいい。それを今日の一日の収穫として大事にしたい。
<よろこび上手>こそ、苦しい世に生きていく知恵なのだ。と、僕は自分の体験から思うのです。
世の中に自分で試してみないでわかるものなんか、一つもない。
人生の目的は「自分の人生の目的を探す」ことである。
一日、一回、どんなことがあっても喜ぶ。そう決心しました。
わたしたちはまず、自己を肯定するところから出発した方がいいようです。
自己を肯定し、自己を認めてやり、自己を励まし、喜ばせること。それが大事なことです。
なにごとによらず、一つずつの行為を味わいその一瞬を大切に過ごすこと。
人間は誰でも自分が一番大切なのです。そのことを自覚した人間だけが他人を自然な形で大切に思うことができる。
人間、どんなに強制されても
どうでもいいことは長続きしないが
楽しいことは長続きする。
好きなことは長続きする。
気持ちいいことは長続きする。
人間、これということに打ち込んだら、驚くことほどのことができる。」
生前の父は、五木寛之というより、椎名誠派だったので、私もよく知らなかった五木寛之さんの言葉に導かれたのはとても!意外でしたが(笑)
まさに、父が生き方で私達に教えてくれようとしていたことはこういうことだったのかもしれないなぁ。と思いました。
一瞬一瞬を楽しむ。そして味わう。自分が心地いい、気持ちいい生き方をする。
自分をそのように大事にする。そのことで他人にも自然に親切にできる。。。
そして、自分の人生を楽しみながら達成していこう。
そう、父から教わった一日でした。お父さん、ありがとう。お父さんの娘に生まれたこと感謝します。
ありがとう。
このメッセージが必要なあなたのところにもあなたのお父さんの温もりのエネルギーと共に届きますように…